e.wood+とは? 完成に至るまでに数々のドラマがありました

1本の丸太から大量に出される木材の端材は従来、廃棄や焼却処分されていました。焼却される事により空気中にCO2を排出し、深刻な環境問題になっているのです。

ヒエ〜〜!

これはすごい木材の廃材の山!!

これを毎日見てる人々が

​『もったいない、なんとかしなくちゃっ』と思う気持ちが痛いほどよくわかります。(泣

そこで、そのもったいない、目の前にある環境問題をなんとかせねばと生まれたのが『e.wood+』という新素材です。
この問題に立ち向かったのは青森県平川市にある住宅建材店の社長、今井公文氏です。
 
さかのぼること14年前、某有名店のダンボール家具を目の当たりにして紙の家具が手軽で軽くて扱いやすいのならば、木でダンボールを作ってしまえばいい!木ならばもっと温かみのある質感の高い家具ができるでしょ?と、、とんでもないことを言いだしましたっ
当時、この話を聞いた私は社長さまが何をしたいのかまるで理解できませんでしたよ。^^;
​そしてそこから3年後、この件はどこ吹く風、話題にものぼらず忘れかけた頃、、『木が曲がったぞ〜〜』と社長様。今井社長は来る日も来る日も諦めずにチャレンジしていたわけですよ。
木が曲がった???何それ???
 
これが曲がった木です。。。。 『e.wood+』の誕生!!
えー!廃材がなんとも綺麗な波の形の板にっ!! びっくりです!

丸太から化粧突板を制作

化粧突板から出る端板

波板製造機

この製造機については今は亡き秋田県能代市の庄内鉄工㈱庄内豊社長なくては完成しえない製造機でした。むちゃくちゃとも思える今井社長の要望(ですが、このご要望は決してむちゃくちゃではなく全て計算尽くなのがすごい)を受け止め来る日も来る日も検討を重ね、挫折することなく試験を繰り返し、そうやってこの世の中に2台と無い波板製造機(1号機 )が完成したわけです。
​『e.wood+』この素材は庄内豊社長の想いと今井社長の想いを背負って世の中にデビューを飾りました。
国際学会で発表した際には、木の研究をされているという教授から『木がこんな形に曲がるとはっ信じられませんっっ』という大変名誉なお褒めのお言葉をいただきました。
長年現場で木のぬくもりに触れ、木とともに汗だくになって働き、木の性質を知り尽くした職人魂のある建材店の社長、今井公文だからこそ成し遂げることができたのかもしれません。
そしてさらにこれがダンボールにっ!?

木製ダンボール

木製ダンボールの芯材(波型ボード)

芯材まで木で出来ています!廃材を丁寧に紙テープで貼り合わせて1枚の波板にして芯材に使っています。
貼り合わせの手間が涙ぐましいぃぃ(涙 。
ここで語らねばならないのが東北の男たちの木材にかける熱き想いです。
青森県弘前市にあるランバーテック工業には丸太と向き合い、木の体温を体で感じることのできる木のエキスパート達がいます。彼らとともに木製ダンボールにチャレンジするわけですが木は呼吸をする素材。
気温や湿気によって曲がったりのりが剥がれたり、寒さでのりが貼りつかなかったり。。問題は山積みなのです。
ですが、誰一人として挫折せずにアイディアを出し合い試験を重ね、試作の失敗を繰り返し、そうして何よりこの新素材が世の中にでて歩き出すことを夢見て、数年の月日を経て完成したのがこの木製ダンボールです。

木製ダンボール貼り合わせテスト

のり剤の検討会

プレス試験

​さらにさらに、、積層したハニカム状のパネルも完成!
これが!中々美しいのです。
断面のカットが美しく木質の美しさを際立たせています。
実はこの仕上がり、積層したダンボールをカットする際、波のハニカム部分にバリが出ちゃうんです。
バリというのは木片のトゲのようなものなんですが
この断面を美しく処理するために開発者、今井社長はあれこれ考え、、、、
休日肉屋に行き、ぶ厚い肉を切る作業を見て精肉屋さんに『その肉を切ってる刃物貸してくれ!』なんて言い出す始末でして(大爆笑
刃物は借りられたものの木材を切ったら歯がボロボロにっっw(肉屋さん号泣
肉屋のおじさんに弁償せいっと言われるなど前途多難。
でもそこは我らが社長今井公文に不可能はなく、その後カットできる歯を見事に見つけ出し(何を使ったかは企業秘密なのです あしからず)
見事に完成させたのがこのハニカムボードです。
 
 
 
完成までのストーリーはここに書いたほど簡単ではなく素材の不具合など多数の問題のあれこれをクリアし、
実に構想から10年の歳月を費やし3種類の素材が完成しました。
 
​さて、ここからがe.wood+の第2幕です。
この素材を使ってどんな商品ができるのでしょうか?
この素材を使うことによって廃材が減り地球環境に優しい活動ができるのであればと素材の魅力を感じて集まってくださった方々と商品作りに取り組んで行きたいと我々素材開発チームは考えています。
​このe.wood+のストーリーの次の主役になるのはあなたかもしれません。
この素材の可能性が活かせるどんなアイディアでもOKです。思いついた方がいらっしゃったらご意見をお寄せくださるととっても嬉しいです。スタッフ一同心よりお待ちしております。

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