
MASAFUMI IMAI
今井公文
profile
青森県平川市出身/JAPAN
■ IMAIグループ ■
株式会社今井産業:代表
WOOD MAKER JAPAN株式会社 :代表
ランバーテック工業:オーナー
主な受賞歴
● 2018年
平成30年度東北地方発明表彰
『特許庁長官賞』 受賞
● 2015年
21あおもり産業総合支援センター
『第1回21あおもりアワード』 受賞
● 2015年
青森銀行
『第23回あおぎん賞』 受賞
PHOTO:YUKO IMAI 2018NY
少年の頃の心を持ち続けられる人生は楽しい!
少年の頃は、初めて見たものの驚き、触れたもの感触、そのすべてに驚きと感激が心の底から湧きあがってくる。ワクワク感と言ったらよいのか、それとも、そのものへの恐怖への興味とも言うべきか。しかし、何故か、年を取るにつれ、その想いは薄れていってしまう。あの純粋な少年の頃の自分が懐かしい。
人の一生は一度きりだ。どんなにあがいても、人は人生の幕を下ろすときが必ずやってくる。その時に、関わり合った人達の記憶に、自分はどう映っただろうか。自分の回顧録に何を残して、何を記すことができただろうか。
黄昏の夕焼けの向こうに自分の知らない世界が待ち受けている。心地よい風と澄み切った空気に包まれ、水平線のかなたの風景が子ども心に帰らせてくれる。そんなありがたい時間をいただけることが、至極の癒しと言えるものなのだろう。
ふと、今の自分を見つめ直したとき、少年の頃に感じた夢の途中のデッサンを描いているかのようである。まだ、色が塗られていない未完成のままのキャンバスを眺めている自分がそこにいる。
夢とは、叶えられたらいいなと言う自分だけの、あいまいな想いもそこには含まれている気がする。
本当の想いとは、自分ひとりの夢の到達ではなく、関わり合うすべての人達を幸せにしたいと願い、一緒に夢をつかむために無くてはならないものなのだ。
それには、いつまでも少年の頃の心を持ち続けられる人生そのものである。
2018.1024 今井 公文